スポーツバイクのタイヤを長持ちさせる「ローテーション」とは?
こんにちは!
ヒロシゲ宇部店のスタッフ三好です!
3月も春分の日を過ぎ、日中はずいぶん走りやすい気候になりましたね!
私も昨年11月頃に自分のロードを完成させて、積算距離はようやく1,000㎞を超えました。
(4か月かけてようやく1,000㎞なので、そんなに走ってないことがバレバレですね…(:_;))

皆さんは、今ご自身のバイクで何km走ったか記録されていますか?
1,000㎞程の走行(※記事終わりに【ご注意いただきたい点】を加筆いたしました)を目安に、タイヤの「ローテーション」という作業をオススメしております。
本日はその「ローテーション」についてご紹介いたします。
【そもそもローテーションって?】
端的に言ってしまえば、走行距離を重ねたタイヤの「前後の位置」を交換する、
ということになります。納車の時に後ろのホイールについていたタイヤを
前のホイールに、前についていたタイヤを後ろのホイールに付け替える、ということですね。
【なぜローテーションが必要?】

スポーツバイクに限らず、タイヤのついている乗り物は、
その前後(四輪車でしたら、左右も)で走行によって掛かる負担が違います。
スポーツバイク含む自転車の場合、後輪が「駆動輪」※①となります。
(※①四輪車の場合はエンジンの力を受けて回る車輪、2WDなら前2輪または、後ろ2輪、4WDなら4輪全部が「駆動輪」、となります。)
「駆動輪」である後輪は、ペダルからの入力(踏む力)を受けて駆動する役割があり、そうではない前輪よりも、負担が大きくなります。
また、ライダーの体重についても、大半を後輪が支えているので、前輪よりも負担が大きいです。
上記のような理由により前輪よりも、後輪のほうが摩耗が早い、ということですね。
【実際1,000㎞走ったタイヤはどうなっている?】

こちらはマイバイクの前輪の様子。
よ~く見るとタイヤのセンターに成型跡のラインが残っていますね。

こちらは後輪の様子。
前輪には残っていた成型跡のラインは綺麗になくなってしまっています。
このように、前後輪での摩耗具合が異なるんですね~。
このまま使用を続けてしまうと、後輪だけ早くに交換、ということになってしまいます。
走行感を損なわないためにもできれば、前後輪の交換は一緒にしてしまいたいものですよね。
【ローテーション実施!】
…といっても、前後のタイヤを交換するだけ、ですので作業中の写真はありませんが…

交換後の前輪

交換後の後輪
【ご注意いただきたい点】
今回ローテーションの目安として、走行距離1,000㎞を目安に、と書かせていただきましたが、
あくまでも目安です。
タイヤの種類、乗車する方の体重、使用する路面状況、ブレーキのかけ方などでも大きく異なり、
走行距離が1,000kmに満たない場合でも、摩耗が激しければローテーションではなく、タイヤの交換、となる場合もございます。
まずはヒロシゲスタッフにお気軽にご相談くださいませ!
【まとめ】
・自転車は前後のタイヤで摩耗するスピードが違う。
・そのため走行距離が1.000kmを目安にローテーションが必要。
・ただしローテーションのタイミングはライダーの体重や使用状況により異なるため、注意が必要。
いかがでしたでしょうか?
春のサイクリングシーズンを快適に、気持ちよくスタートさせるためにも、
タイヤの「ローテーション」、オススメですよ!
タイヤの交換方法や、ローテーションのタイミング等など
わからないことがございましたら、ぜひぜひ店頭にてご相談くださいませ!