LONG LIFE SUPPORT細心の組み立て
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01箱から出した状態
メーカから来た時はこのような状態です。
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02BB分解、タップたて
ここがしっかり締め込まれていないと乗車時に異音の原因となります。
工場では機械で締め込まれるのでトルクが足らなかったり、逆にオーバートルクでBB(ボトムブラケット)が壊れていたり、フレームのねじ山がだめになっていたケースもよくあります。
BBがスムーズに入っていかない場合、タップをたててねじ山を綺麗にします。この時点で不良は見つけないと納車後ではメーカーはなかなか交換してくれません。
BBがホローテック2などのようにフレームに面で接する場合、フェイスカットをして面を整えます。
高級フレームでもこの様に面が出ていないのが実情です。このままBBを締め込んでクランクを差し込んでも回転は重くなってしまいます。
1枚目の写真で削れている所と削れていない所があるのがわかりますか?3枚目の写真:こんなに削ってフェイスを面を整えるのはよくあります。 -
03グラインダー
ぎゅーいん!
アウターを適切な長さに切った後は切り口が斜めになっています。
グラインダーで面を整えて使います。 -
04アウター処理
左はしっかりと丸くなっています。
右は切った状態です。 -
05ワイヤー交換
完成車についてくるブレーキ、変速ワイヤーは鉄製、もしくはステンレスでも鉄分が多いものが使用されています。
当店ではシマノ製のステンレスワイヤーに交換してアウターにはグリスを入れて組みます。
長くスムーズにブレーキ、変速してくれるように。 -
06ホイールバランス
最初は100%と言っていいほどまっすぐ回りません。ホイールバランスをとってから組み立てます。
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07ワックスがけ
一台一台を当店からお客様に嫁ぐ娘のように思っております。
丹精込めてワックスをおかけして送り出します。ワックスはいろいろなものを試しています。
これをやっていると、触っただけで違いがわかります。
また、紫外線による塗装劣化も防いでくれます。納車後も時々ワックスをかけていただくと少々の汚れは空拭きで綺麗になります。